《反原発西武線沿線連合4・20緊急声明》
新型コロナウイルス蔓延の状況のもと、現在稼働している
原子力発電所の即時緊急停止をあらためて強く求めます
今現在、日本国内で稼働している原発は、関西電力の大飯原発3、4号機、高浜原発4号機、九州電力の玄海原発3、4号機と川内原発2号機の6施設となっています。そもそも、これらの原発再稼働自体が許されざることですが、新型コロナウイルス(COVID-19)の蔓延が、原発事故の危険性をさらに高めていることは言うまでもありません。
4月14日には、玄海原発の施設工事に携わっていた方が新型コロナウイルスに感染していたことがわかり、工事関係者らおよそ300人が出勤停止になるという事態も起こっています。その後、柏崎刈羽原発で防災担当の職員が感染したとの報道もされました。
「国際原子力機関(IAEA)」のR. M. グロッシー事務局長が3月末に、「パンデミックなどの危機にともなう事象から、原子力事故や放射線緊急事態が発生する可能性に備えなくてはならない」旨の発言を行っているように、もし、原発事故の復旧作業中に、施設内で新型コロナウイルスの蔓延が起こった場合、どのような事態が起こるでしょうか。
また、新型コロナウイルスの蔓延する中、自然災害などによって甚大な原発事故が起こった場合、住民の避難が混乱を極めることは明らかです。
私たち、反原発西武線沿線連合は、新型コロナウイルスが蔓延する状況のもと、現在稼働している原発の即時緊急停止をあらためて強く求めます。
2020年4月20日
反原発西武線沿線連合