2015年8月11日、鹿児島県薩摩川内市の九州電力・川内原発1号機が再稼働されました。ひとたび事故が起きたら、誰が責任を負うのか、住民は確実に避難できるのか、これらもあいまいなままの再稼働は暴挙と呼ばざるをえません。
2013年9月に関西電力・大飯原発3・4号機が定期検査で停止して以来、日本では1年11か月、原発は1基も動いていませんでした。「原発ゼロ」のおよそ2年間、猛暑の夏も電力不足の不安はおこらず、わたしたちの生活はじゅうぶんになりたってきました。
2011年3月の東京電力・福島第一原発の事故では、多くのひとびとが故郷を追われ、子どもたちはのびのびと外で遊ぶこともできず、原発はひとのくらしと共存できないものであることが明らかになりました。さらに、汚染水処理など解決の道すじの見えない問題が山積みになるばかりで、事故はいまだまったく収束していません。
原発事故はひとびとのおだやかなくらしを奪い、何万年もの長きにわたって、多くの生きものたちのいのちをおびやかし、自然環境を破壊しつづけます。
「原発はいらない」。
これが、福島原発事故からわたしたちが学んだ教訓です。わたしたちは、川内原発の再稼働をおこなった九州電力と、原発推進の政策を強行におしすすめる安倍政権に強く抗議します。
すべての原発を廃炉にし、原発のない社会を築くこと。その先にこそ、子どもたちの笑顔あふれる明るい未来が創られます。
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空の青さに、わたしたちは鹿児島の空を思う
空の青さに、わたしたちは未来の空を思う
空の青さが、かなしみに染まる青でなく、しあわせに満ちる青となるように
わたしたちは、すべての原発の廃炉と原発のないくらしを強くもとめる
2015年8月16日
反原発西武線沿線連合
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